季刊〔ビィ〕Be!138号……《特集》「被害者意識」の正体 トラウマをとりまくもの
- 発行:2020年3月
- 価格:957円(税込)
- 発行元:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
- 発売元:アスク・ヒューマン・ケア
- A5判/114ページ
- ISBN:ISBN978-4 909116-15-4
特集
トラウマをとりまくもの
「被害者意識」の正体
アディクションや暴力は、どうやって私たちの人生に入り込むのか?
「被害」と「被害者意識」はどう違うのか?
なぜ加害者は「被害者意識」をもつのか?
ACが「被害」を自覚すべき理由とは?
……日本とカナダで加害者臨床に取り組んできたお二人の話を通じて、「自分で選ぶ生き方」 のヒントが見えてくる。
【協力 信田さよ子 髙野嘉之】
◇PART1
なぜ被害と加害が逆転するのか
*謎の解明(支配と暴力)
◇PART2
ACが「被害」を自覚する意味
*謎の解明(被害と被害者意識)
◇PART3
「第一ページ」を開けてみる作業
*依存症や暴力加害に向き合う
◇PART4
感情を自分のものとして引き受ける
*ACをはじめみなさんへの問い
今号の注目!
「ゲーム障害」治療の最前線
——久里浜医療センターのプログラム
【三原聡子】
タイプごとの基本アプローチ、集団治療の意味、発達障害の伝え方、暴力への対応など、 とことんお聞きしたロングインタビュー。 同センターによる「ゲーム使用状況の実態調査」についても、コラムでお伝えする。
インタビュー
三宅晶子さん 罪を犯した人が仕事で笑顔になるように
日本では、ここ数十年にわたり犯罪件数(刑法犯)は減り続けている。その一方で、再犯者 率は上昇していることを知っているだろか。二人に一人が刑務所に戻ってしまう現実。 再犯の重要なポイントとして、社会復帰して仕事についているかどうかが挙げられる。再 犯時、約7割の人は仕事がない状態なのだ。 そんな中、過去の罪を知ってもらった上で仕事を探すことができる、就職情報誌『Chance!! (チャンス)』が注目を集めている。 発行人の三宅晶子さんに話を伺った。
Topics
《東日本大震災から9年》
福島でトラウマに寄り添う
*気になる被災地のアルコール依存症対策は? 【協力 蟻塚亮二ほか】
イッキ飲み・アルハラ
防止キャンペーン2020
「酔いつぶし、放置し、死なせてしまった」責任を問う
メディアの薬物事件への反応が変わった!<あなたはどう受けとめた? >
基本法NOW
第一次基本計画の見直しスタート
一般医療がアルコール依存症治療の第一段階を担う時代へ!
ギャンブルも、「最低限」アルコール並みの広告規制してください!
2019年に出た
アディクション+AC関連の本
好評連載
発掘! 依存症地域連携モデル
【6】岡山編
こころの健康センターが仕掛ける、手厚いネットワーク戦略! 【太田順一郎】
連載 女性たちの生きる選択!
DV・モラハラ・依存症…
【4】養育費、生活保護……
再出発のプランづくり【東玲子】
連載
依存の《入り口》に立つ子どもたち
6(最終回)エナジードリンクの罠
【秋山千佳】
生きる自信!
アサーティブ・トレーニング
10(最終回)
あなたは誰からも敬意をもって扱われていい
【中野満知子】
アートセラピーの世界12
アートセラピーと防衛機制《下》
【安斎圭清イボンヌ】
「老いの断酒学」(32)
家系と世代連鎖1【小林哲夫】
季刊Be!は年間購読がお得です!
年4回季刊Be!本誌をお届けします。
(3・6・9・12月の10日発行)
年間購読について詳しくはこちらをご覧ください。