季刊〔ビィ〕Be!134号……《特集》「大切な自分」の育てかた<意外とわかっていなかった!?>
- 発行:2019年3月
- 価格:880円(税込)
- 発行元:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
- 発売元:アスク・ヒューマン・ケア
- A5判/114ページ
- ISBN:978-4-909116-10-9
特集
「大切な自分」の育てかた
<意外とわかっていなかった!? >
依存症やトラウマからの回復や、ACとしての課題に取り組むことは、言葉を換えれば、「大切な自分」を育てていくことでもある。
ところが…… 「自分をケアする能力は、他人にケアしてもらわないと育ちません。他の動物と違って、人間は、誰かに教えてもらわないと自分の面倒が見られないのです」と小林先生。 自分を大切にするって、具体的にどういうこと?
【PART1】
自分をケアする能力は、
他人にケアされないと育たない【小林桜児】
【PART2】
食べる・眠る・感じる・触れる
――生活の基本と自己決定【大嶋栄子】
【PART3】
苦しさに気づいて抱きしめる
――セルフ・コンパッション【中島美鈴】
【PART4】
援助職にとって
「自分を大切にする」こととは【水澤都加佐】
今号の注目!
依存症をめぐる―
「自己責任論」と「スティグマ」
スティグマはどうやって生まれるのか、どうすれば減らせるのか。典型的な二つの事例を基に考える。
【1】「お酒」ではなく、すべて「あなた」の失敗なのか?(啓発ポスター)
【2】これは薬物依存症者に対する「ヘイトスピーチ」ですらある(テレビ番組)
【3】「意志が弱いから」という誤解はスティグマの温床。依存症はその代表例だ。【熊谷晋一郎】
インタビュー
三森みさ さん(イラストレーター・デザイナー)
カフェイン依存症の体験をマンガにしたら…
自身の体験を描いたエッセイマンガ『カフェイン依存症』をツイートしたら、フォロワーが一気に5000人に増えて面食らった。これがきっかけとなり、2018年度の厚生労働省「依存症の理解を深めるための普及啓発事業」で啓発マンガの連載を担当することに。 十代の頃にはオンラインゲーム、大学時代は買い物にはまった。 「塩分と香辛料」で刺激を求め続け、腎ネフローゼで緊急入院したことも。 そんな三森さんがどうやって生きのびてきたのか、話を聞いた。
Topics
◆【当事者座談会】ギャンブル依存症の予防を考える!
◆これは使える! ギャンブル依存症のスクリーニングテスト【LOST】
◆当事者の視点で見るムンク――アルコール依存症、そして回復 【釣野真太郎】
◆断酒会が自ら普及に乗り出す一大プロジェクト! 全国に広がれ SBIRTS【菅沼直樹】
◆《手記》もしも子どもの頃、「感じていい」「話していい」と誰かが教えてくれていたら ――僕が保健師になった理由【こうじ】
◆基本法NOW 「依存症対策推進室」と「依存症対策全国センター」が発足です!
◆飲み会の続きは→病院? イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン
好評連載
◆連載 依存の《入り口》に立つ子どもたち 2
自傷行為は減ったのか【秋山千佳】
◆発掘! 依存症地域連携モデル 【3】北海道編
「合同ミーティング」で地域資源を活性化しよう! (田辺等・平法子・手塚龍二)
◆ギャン妻「秘伝」! 依存症家族が生きのびる知恵
第6回 ピンチはチャンス! 逮捕・失踪・闇金の追い込み 【田中紀子】
◆生きる自信! アサーティブ・トレーニング
6「家族会」での伝え方が変わった!【中野満知子】
◆「老いの断酒学」
(28) 孤立と孤独【小林哲夫】
その他
◆2018年に出たアディクション+AC関連の本/読者のページ/ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)のアクション/イベント・データ/ビィ用語集
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