季刊〔ビィ〕Be!増刊号No.15 終わらない「家族」という関係
- 発行:2006年12月
- 価格:1,100円(税込)
- 発行元:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
- 発売元:アスク・ヒューマン・ケア
- A5判/114ページ
- ISBN:978-4-901030-53-3
解説
家族だから、わかりあえずに傷つけあった。
家族だから、相手のために必死で奔走した。
解決したはずの問題が別の形で起きたり、次の世代で再現することもある。
別れたはずの相手のことで苦しんだり、距離をとったはずの親が老いて介護せざるを得なくなったり。
良くも悪くも、終わらない関係。
主な内容
1章 連鎖を見つめる(3人の手記)
親世代と同じ問題が引き継がれていた?
2章 闘いの果てに(3人の手記)
親、舅姑、子育て、夫との関係――なぜ私がこんな目に?
3章 綴る思い(手紙と詩歌)
きょうだいへの手紙、父を見送る詩、亡き夫への思いを読む歌。
4章 変化してゆく(4人の手記)
依存症によって壊れたかに思えた家族。そこに訪れた新たなステージとは?
5章 ここから始まる(夫と妻の手記)
親か妻かの「究極の選択」を迫られた。どうする?
6章 家族という場で(山口恵美子さんインタビュー)
離婚や思春期問題に長年かかわってきた専門家の立場から、「わかりあえない苦しさ」を見直してみる。
7章 歳月を経て(3人の手記)
依存、借金、暴力、倒産。さまざまな危機を乗り越えて、守りたいものとは?
8章 つながり・絆(4人の手記)
育った町、あの頃に聞いた言葉、遠い家族の風景がよみがえる。
もっと知りたい人に
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雑誌
アルコール・ギャンブル・薬物依存、摂食障害、虐待…… ▼世代を超えて問題が受け継がれていくしくみとは? ▼傷つけてしまった子どもに対して、今できることは? ▼連鎖を抜けるカギになるのは?