季刊〔ビィ〕Be!150号……《特集》人生が変わった《瞬間》

  • 発行:2023年3月
  • 価格:957円(税込)
  • 発行元:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
  • 発売元:アスク・ヒューマン・ケア
  • A5判/114ページ
  • ISBN:ISBN978-4 909116-32-1

特集<そのとき何が起きている?>

人生が変わった《瞬間》

ネット上のアンケートで集まった体験を手がかりにした特集です。治療と回復支援の場から、変化の時について語ります。さらに認知科学の視点でダイナミックに解明してみると?

依存症当事者の体験
家族とACの体験
PART1「生きる・死ぬ」の狭間から一歩を踏み出す【辻本士郎】
PART2壮絶な痛みの中から立ち上がる力!【大嶋栄子】
PART3「ブレークスルー」は停滞と後退のあとで起きる【鈴木宏昭】

今号の注目!

★150号記念企画
アディクション〈業界〉から生まれた言葉を<信田さよ子氏>と検証する

AC、共依存、手放す、イネイブリング、底つき、無力……そしてハームリダクション。 アディクションの回復・支援の中で生まれ、広まっていった言葉について、10ページにわたり検証していく、関係者必読の大型企画。


★150号記念インタビュー
私が『Be!』を読み続ける理由
<東ちづるさん>

2003年に本誌インタビューに登場、以来ずっと本誌読者の東ちづるさん。「芸能人として初めてカミングアウトしたAC」でもある。依存症への理解を求める発言でバッシングを受けたことも……。 今回のインタビューでは、母親との関係の変化、社会を変えていくための発信など、存分に語ってくださった。

インタビュー

稲葉圭昭さん 「日本で一番悪い奴」
…薬物依存症当事者としての今

北海道警察の刑事が覚せい剤取締法違反の罪で逮捕されたというニュースが流れたのは、今からおよそ20年前。その事件の当事者である稲葉圭昭さんが刑期を終えた後に出版した自叙伝『恥さらし―北海道警悪徳刑事の告白―』は、違法なおとり捜査など北海道警の実態を赤裸々に暴いたもので、『日本で一番悪い奴ら』というタイトルで映画化された。 実は稲葉さん、2年前にASK依存症予防教育アドバイザーの認定資格を取得。その中で、出所後、初めて依存症の仲間ができたのだ。【取材・文 塚本堅一】

Topics

◆当事者が声をあげた「ひきこもり」裁判と報道【有馬知子】
◆私はこの裁判で、二度泣いた。【竹内真弓】

「ストロング系」と問題飲酒の関連を裏付ける研究【吉岡貴史 宋龍平】

依存症と発達障害 続編
「ADHD+ギャンブル」息子の手記に応えて……「私が相当ヤバいじゃん…」

酔えるグミ!?「パリピ気分」の何が危険なのか【風間暁】

イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2023「泥酔させた日は、命を危険にさらした日だ」

2022年に出たアディクション+AC関連の本

好評連載

新シリーズ
ACにとっての「親の看取り」(1)

【手記】このまま、私を傷つけたことも忘れて死んでいくのか/三途の川の向こう岸に、インナーチャイルドを投げた

【エッセイ】自己責任社会に抗う!
(6)孤立が「障害」とされたとき
【鴻巣麻里香】

三森みさの心の穴を癒す旅
(6)フラッシュバックは止まらない

アサーティブトレーニングが教えてくれる 「相手といい関係をつくる」知恵
(12)言葉にしないと、わからない?
【中野満知子】

《リレー式》依存症支援の現場から
ソーシャルワーカー日記
(7)その人の世界を知る大切さ
【高倉野花】