アサーティブとは

自分の気持ちや考えを、まっすぐに表現するやり方のことを、アサーティブな態度と言います。
このスキル(態度)を練習するのが、アサーティブ・トレーニング。
キーワードは「対等」「率直(そっちょく)」「誠実」「自己責任」です。

「対等」とは、上下関係や力で相手をコントロールすることなく、同じ人間同士として向き合うこと。
「率直」とは、遠まわしに言ったりくどくど言いわけしたりせず、気持ちや意見をシンプルな言葉にすること。
「誠実」とは、自分にも相手にも正直に、心をこめて向き合うこと。
「自己責任」とは、自分がどうするかを自分で決め、結果にも自分で責任を持つこと。
人の言いなりになったり、人のせいにしないこと。

……これが、自分も相手も大切にするコミュニケーションです。

周囲の人との関係で、こんなことが起きていませんか?

「そんなつもりじゃなかったのに、誤解された……」
「態度を変えてほしいけど、どうせ言ってもムリだし」
「本当は気が進まない。でも断わるのもなんだか悪い」
「あんなことするなんて、もう許せない!」
「また注意されちゃった……私ってそんなにダメなのかな」
「この気持ち、わかってほしい。でもうまく言える自信がない……」

「アサーティブ・トレーニング(基礎講座・応用講座)」

ドッカンオロロネッチ

(C)1995,Kazuhiko Miyoshi & ASK HUMAN CARE inc.All Rights Reserved.

アスク・ヒューマン・ケアの「アサーティブ・トレーニング(基礎講座・応用講座)」では、教材として3つのキャラクターが登場します。

ドッカン(攻撃型:すぐに怒りを爆発させ、相手を責める)
オロロ(受身型:遠慮してなかなか言い出せない)
ネッチー(作為型:遠回しや皮肉で伝えたり、あとで仕返ししたり)

講座では3~4人のグループに分かれてロールプレイを繰り返します。
自分が日常の中で「うまく伝えられない」と感じている場面をとりあげて、伝え方を練習するのです。

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最初は「難しい、自分にはムリ……」と思っていても、何度もやってみるうちに、「本当に言いたかったのはこのことだった」と、気持ちがはっきりしてきます。

グループの仲間に励まされつつ、 「えっ、これでいいの? 今までこんなふうに言ってみたことなかった」 「できた! 私にも言えた」 という実感が得られます。
それがアサーティブ・トレーニングの醍醐味です。

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