万引きなどの窃盗がやめられない「クレプトマニア(窃盗症)」。
WHOの疾病分類では衝動制御の障害に挙げられ、アメリカ精神医学会の診断基準にも入っている、れっきとした「病気」です。
けれど治療・支援の場は非常に限られています。病気とわからないまま再犯を繰り返す人が多く、度重なる服役に疲れ果てて自死する当事者や家族もいます。
クレプトマニアの治療に長年取り組んできた、赤城高原ホスピタル院長の竹村道夫医師はこう話します。
「窃盗は、被害者のいる犯罪行為です。病気であることが免罪符にはなりません。しかし、刑罰だけでは問題は解決しない。治療・回復につなげることが大切なのです」


誤解だらけの窃盗症(クレプトマニア)
《ICD-11》で今度こそハッキリしたこと
(季刊『Be!』154号)

クレプトマニアの診断をめぐる長年の混乱に、WHOの疾病分類が決着をつけました。
では、司法と医療はどうあるべきなのか。
竹村道夫医師のお話を聞きました。
コラムでは、オンラインの自助グループ「ルームK」)の受刑者支援プロジェクトも紹介。

 

クレプトマニア(窃盗症)ってどんな病気?
(季刊『Be!』148号)

「クレプトマニアって、本当に依存症なのですか? そんな非常識なこと、開き直られても困る」
読者の率直な声をきっかけに、当事者+専門医による特集を組みました。
●当事者4人の体験
●アンケートより
●《専門医が語る》「病気」は、免罪符にならない【竹村道夫】

 

 

【※ルームK
ASK認定依存症予防教育アドバイザーであるクレプトマニア当事者が運営するZoomミーティング。オンライン上の自助グループです。他のアドバイザーたちが運営する依存症オンラインルーム(アルコール・薬物・ギャンブルなど)と連携しています詳しくはASKのサイトをご覧ください。
(アスク・ヒューマン・ケアは特定非営利活動法人ASKの事業部です)

 

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