季刊〔ビィ〕Be!153号……《特集》「大丈夫」にひそむ、自分を知るヒント
- 発行:2023年12月
- 価格:957円(税込)
- 発行元:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
- 発売元:アスク・ヒューマン・ケア
- A5判/114ページ
- ISBN:ISBN978-4 909116-41-3
特集 不安・拒絶・トラウマ反応…?
「大丈夫」にひそむ、 自分を知るヒント
「大丈夫」の問題は、閉じていることだと思うんですよ。つらかった過去も、今の気持ちも、「あっちへ行け」って必死で閉ざしている。(PART1 野坂氏)
自助グループは、大丈夫じゃない自分でも生きていける、と気づける場所なんだと思います。(PART3 大嶋氏)
PART1〈インタビュー〉「大丈夫」に隠された意味とは?【野坂祐子】
PART2〈手記〉「大丈夫」でなければ生き抜けなかった私たち
PART3〈インタビュー〉依存症の回復とは「大丈夫」なふりをやめること【大嶋栄子】
〈アンケートより〉大丈夫じゃないとダメだと思ってた/大丈夫じゃなくていい!
まとめ 編集部
今号の注目!
《特別企画》死にたい気持ちと一緒に生きていく
2022年度には、小中高生の自殺者数が統計開始以来、初めて500人を超えました。
コロナ禍では、女性の自死が急増。
著名人の自死も相次いで「報道に触発されて希死念慮が芽生えた」という読者の声も。
2人の体験をご紹介します。
◇先輩との出会いが「次も頑張ろう」と思わせてくれた
◇自傷する前に「行こう」と思える場所ができた
減酒治療《シリーズ3》いまこそ率直に話したい
2号にわたって掲載した減酒治療にまつわる記事に、たくさんの反響をいただいている。
今回はその一つ、看護師からの熱い訴えをご紹介し、続いて2人の医師にインタビューさせていただいた。
◇家族の回復支援が不可欠! 【谷口伸一】
◇犯人探しをやめて、チームになろう【宋 龍平】
◇セリンクロは減酒薬というより「渇望を抑える薬」なんです【海野 順】
インタビュー
荻上チキさん(評論家)
いじめ・うつを経験した私ができること
荻上チキさんはTBSラジオのメインパーソナリティとして番組を担当しながら、多数の著書を執筆。いじめ問題に関するNPO法人「ストップいじめ!ナビ」の代表理事も務めるなど、精力的に活動をしている。
子ども時代に受けたいじめ体験や、社会人になってから発症したうつ病との付き合い方などについて、話を伺った。【取材・文 塚本堅一】
Topics
再び! 依存症地域連携モデル
あのネットワークは今、どうなっている?
◇「失われた3年」のつながりを取り戻す!【熊本県精神保健福祉センター】
◇「平場で話せる」会議、40年の歴史を引き継ぐ【東大阪市アルコール関連問題会議】
◇治療ギャップを埋める、重要な一手はこれだ【宮城県 東北会病院】
Opinion
メディアはその薬物報道でどんな社会を目指しているのか?【岩永直子】
オンラインギャンブルの〈闇〉
今、若者たちに、何が起きているのか!?【有馬知子】
続報 ようやく始まる?「オンラインカジノ包囲網」【有馬知子】
基本法NOW アルコール関連問題啓発週間2023 基本法10年の節目に
大変さの中で育つ子どもたちに伝えたいこと『学校で教えてくれない本当の依存症』
追悼 小林哲夫さん
好評連載
《シリーズ》ACにとっての「親の看取り」(4)
◇できる限り娘さんがやってあげてと言われて
◇母の願いを叶えることはできなかった